大阪市カフェスイーツブログを運営しているふらん(@furafran)です。
ご訪問いただきありがとうございます。
いつの間にかカフェオーナーとなりました。
大阪市のカフェで全然実力がない部類だと自負しているので、日々精進。
カフェ開業まで、居抜きでもないのに
色んな人を巻き込み無茶苦茶なスケジュール、
しかも台風で作業も中断。丸9日で松屋町駅徒歩1分の所にカフェをオープン。
カフェ開業までの話はまた後日書きます。
思い出が深いですが、オープンさせてからの事。
・・・
『この街には元々ドッグカフェがあったけど、なくなって本町の所まで行っている人が多い』そんな声が。

こうして始まったのがキッカケでした。
しかし、ドッグカフェは手続きが結構大変と聞いたことがある。
手続きは確実にいるよな・・・と思ったので調べました。
「カフェ 店内 わんちゃん」「カフェ 犬 許可」など。
私なりに調べた結果、ネット上でドッグカフェの開業の事は書いていても
カフェ開業後の事については見つけられなかったです。

最初はテラス席なら何の許可も要らないので(ドリンクもテイクアウト容器)
テラス席で対応していました。
その後、さすがに外やと寒いからかわいそうや・・・
判断に迷ったときは、目の前の人が喜ぶであろう判断を取る。
カフェ店内に犬、猫okの手続きをしようと決めました。
そんな訳で体験談も兼ねて記事にしてみます。
大阪でカフェ開業→設備変更ですべき4つの事
箇条書きだと、この4点です。
①厨房だけではなく、客席にも手洗い場を設ける
②厨房と客席との仕切りをしっかり作る
③係留具で犬ならリードを引っ掛ける場所を作る
④保健所に設備変更の届出を提出する
大阪の保健所の場合は、この4点で許可が下りました。
もちろん人によると思いますが、私の場合はこちらから聞かないと教えて頂けませんでした。
むしろ、聞いても曖昧な回答をされた時も。②の所で難儀していました。
一回で許可を下ろしたいのであれば、相談しに行く(日程を決めに行く)時に
あらかじめ作っておいて写真で見て頂くと
許可が下りる確率が高まるでしょう。
検討されている方がスムーズに事が運べるように、体験談を後述しておきます。
①厨房だけではなく、客席にも手洗い場を設ける

大抵こじんまりとしたカフェには、客席に手洗いがついている所はないです。
それなのに他の人がしないことをする癖がある私はオープン時につけました。
皆と同じが好きじゃない。何となく直感でつけようと思いました。
『これ、いる・・・?』と反対派の意見が割合では多かったです。
これが後ほど意外にも良い方向に転がるとは。
そう。設備として
客席に手洗い場を設けるのが条件の1つでした!もしこれが無ければ水道屋さんを再度呼ぶ事になっていたので
数万円は浮いた気がします。
②厨房と客席との仕切りをしっかり作る

私の店舗(11月下旬時点)はこんな感じでした。
①の客席の手洗い場、奥に設置されています。別に入り口付近じゃないといけないとかは言われませんでした。
客席と厨房は段差で分けられています。
保健所に最初に相談しに行ったときは
別のバリケードで代用可能か。写真を撮影しました。
やはり現物を見てから、という事でしたが結果はダメでした。
その時に
■バリケードは床にちゃんと面していない為、簡単に倒れる可能性がある
■横の隙間(下の写真で色を塗っていない木材部分)から厨房に入る可能性がある
あ、はい。






(え!個人の判断?)


そんなので、いいの?緩い?
そして、こうなりました。

実際にわんちゃんを飼っている人の意見や前職の事を思い出し
これでいけるかな?とダイソーで買った計700円(税抜)の柵。
フェンスが200円、脚が100円、結束バンドも100円。
この柵は高さが80cmもあるのと、段差で15cm程高さがあったので計95cm。
押しても倒れない。さらに冷凍ストッカーで念の為の後ろからバリケード。
横の隙間って10cmもないのにそこから小型犬でも入るの・・・?
さらに私が入っている建物、重要文化財に指定されている為
要所要所は釘一つ打てません。
ここで登場、賃貸マンションでDIYしたい時によく使われるディアウォール。
2×4の木材が余っていた為、天井を傷つけないDIY。
家でも店でも!?こちらを使っています。
塗装はしました。
そして見て頂く日が来た時の事。




!?
そうきたか。


ほー、先に言ってよ!(°Д°)
変な詮索もしたくないのに、担当者をさらに信用できなくなってしまった。
まだ27歳の若造だからとなめられてしまったのか。
ちゃんとしようと手続きをして、言われた通りにする意思はある。
問題が起こってから対応するより、考えられるリスクは私も想定し事前対応。
矛盾を指摘しても、丸投げの質問には答えてくれず意味がないので
(木の板を持ってきて)


たかが700円。けど1食のご飯代がなくなったので決して安くない出費。

こんなに封鎖する必要があるのか。

下もわざと隙間を開けず、簡単に開かないようにしました。
高さは何cm!とか決まっていれば対応しやすいのですが。
改めてブログをやっていて良かったと思えた体験でした。
他の人が、もし同じ事を考えていたらスムーズに事が運ぶように。
(これはあくまで大阪市の話です。多少場所によって条件が異なる可能性はあります)
その後、無事に許可は下りました。そりゃそうか。
カフェ開業時や何かいじる機会がある方は、インパクトドライバー1つぐらい持っていた方が
桁違いで作業が捗ります。今回もあっという間のDIY。
私はこのインパクトドライバーを使っています。
店内で走り回らないために、保健所の観点からすると
係留具を用意して下さいとの事。
リードフックの事ですね。こちらはテラス席を用意していた時に
ベンチにリードフックをつけていたのであっさりとクリアしました。
これは買って壁か椅子の脚とかにビス留めするだけなので簡単です。
このリードフックが評価も高く安かったです。
④保健所に設備変更の届出を提出する
開業時に設計図面を描きます。
厨房ならここに二層シンクがあって、冷蔵庫はここ。
客席の椅子や机は大体この辺とか。
その図面で開業しているので、開業時の内容と異なります。
何事も許可で大変な気がしますが、最終的に自分を守るためです。
保健所の方も簡単に許可を出してしまうと、もし問題が発生した時に責任を負いますよね。
以上4点が大阪での手続きとなります。(12/19時点)
実際やってみて、犬を飼っていなくても
「こんな場所があったらいいのに」という声には敏感で対応したくなっちゃいます。
正直納得いかなすぎて涙を流した時もあります。
懇切丁寧に教えてくれる人ばかりではありません。
自分が賢くならないといけないと思いました。

今回の事で勉強になったのでそれは良かったと思っています。
この記事が誰かの参考になれば幸いです。